見積依頼・技術相談

column技術コラム

小型ポンプ

インペラとは?種類や交換方法について解説!

インペラの役割とは

インペラ(羽根車)は、ポンプの心臓部とも言える重要な部品であり、流体を効率的に移送する役割を担っています。インペラは、ポンプ内で回転することで流体にエネルギーを与え、遠心力を利用して流体を加速させます。この過程により、流体は圧力を持ち、ポンプから外部へと移動します。インペラの形状や材質は、ポンプの性能や使用用途に大きく影響を与えます。それぞれの用途に応じて設計されています。

インペラの種類について

インペラには、使用目的や流体の性質に応じてさまざまな種類があります。代表的なインペラの種類を以下に紹介します。

インペラ 画像
  1. オープンインペラ: 羽根が軸に直接取り付けられているもので、カバーがないタイプです。清掃が容易で、固形物を含む液体の移送に適していますが、効率は他のタイプに比べて低めです。
  2. クローズドインペラ: 羽根が両側からカバーで覆われているタイプです。高い効率と低い軸推力を特徴としており、清浄な液体の移送に適しています。高圧が必要な用途で広く使用されます。

インペラの交換方法

インペラの交換は、ポンプのメンテナンスにおいて非常に重要な作業です。インペラが摩耗したり、破損した場合、ポンプの性能が著しく低下するため、適切なタイミングで交換することが必要です。一般的なインペラの交換手順として、代表的な渦巻ポンプの方法をご説明します。

  1. ポンプケーシングの取り外し: ポンプのケーシングを取り外し、インペラの状況を確認します。ケーシングはボルトで固定されていることが多いため、外部から適切な順番で慎重に外していきます。
  2. インペラの取り外し: インペラはシャフトに取り付けられているため、固定ナットを緩めて取り外します。場合によっては、インペラを抜く専用工具が必要になることもあります。
  3. 新しいインペラの取り付け: 新しいインペラをシャフトに取り付け、固定ナットを締めます。この際、インペラが正しく位置していることを確認します。
  4. ポンプケーシングの取り付け: インペラの交換が完了したら、ポンプケーシングを元に戻し、ボルトでしっかりと固定します。
  5. 動作確認: ポンプを再起動し、正常に動作しているか確認します。異常な振動や音がないか、流体の移送が適切に行われているかをチェックします。

インペラの交換は、ポンプの長寿命と効率的な運転を維持するために不可欠な作業です。定期的な点検と適切なメンテナンスを行うことで、ポンプの性能を最大限に引き出すことができます。

ポンプのことならケーピーエス工業にお任せください

小型ポンプ・小型コンプレッサーカスタム.comを運営する株式会社ケーピーエス工業は様々な用途で使用されるポンプを製造して参りました。お客様の用途に合わせた最適な製品のご提案から、導入後のサポートまで、専門知識を持ったスタッフが対応いたします。ポンプに関するお困りごとがございましたら、株式会社ケーピーエス工業までお気軽にお問い合わせください。

>>お問い合わせはこちら

Contact

お気軽にご相談ください

小型ポンプ・小型コンプレッサー カスタム開発.comを運営するケーピーエス工業は、培ってきた高い圧縮技術を用いて、特注ポンプ・コンプレッサーの開発から、それらを搭載する装置のODM/OEMを手掛けております。 当社は製品開発力と提案力を評価頂き、グローバル企業様の共同開発のパートナーとして選ばれています。特注ポンプ、特注コンプレッサー、応用製品に関して、お気軽にご相談ください。